カンボジアの日本人大学生の非日常な日常

19歳。岡山県出身。東京で一浪した後、カンボジアのキリロム工科大学国際ホスピタリティ経営学科に入学。英語でITやマネジメントを学んでいます。

KIT(キリロム工科大学)の授業ってこんな感じ

久しぶりの更新です。

テスト勉強に追われていた、というよりは今新しいことを始めるためにいろいろ準備やらなんやらしていて時間が取れませんでした。またそれについても書きます。(書きたいことがたまりにたまっている、、)テストはあと2科目です。頑張ります。

 

今回はキリロム工科大学の授業について書こうと思います。

KITは4年間、8セメスター制で、4月から10月までが1セメスター、11月から4月までが2セメスターです。

1年目の1セメスターは基礎を固める期間でホスピタリティ学科もIT学科も一緒に授業を受けます。2セメスターから授業が異なるので別々で受けることになります。

1セメスターはIT学科は6科目、ホスピタリティ学科は7科目の授業があります。

では、それぞれの授業について細かく説明していきます。

 

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大学の時間割。結構きつきつです笑

 

 

1.Grammar

文法の授業です。もちろん英語で英語の文法を学びます。

中高でみんな文法は学習済みなのですが、やはり文法が固まってないと2セメスターから始まる専門的な科目についていけないのでこの授業が1セメスターに組まれています。

まあ、もう学習済みなので簡単ではあります。でも例えば固有名詞や補助動詞は英語でこういうんだ~って勉強になります。

私は帰国子女なため、感覚で英語を使っていたので文法を放棄して今まで勉強してしまっていた部分もあり、文法を勉強するのはあまり好きではありませんがなんとか頑張っています笑

先生はフィリピン人の先生です。英語は確か5番目に習得した言語だと言っていました。

 

 

2.Intensive Vocabulary

これは簡単に言えば、単語力を伸ばす授業です。

ただ単に単語を覚えるのではなく、習った単語で自分で文章やスライドなどを作って、英語でみんなの前で説明する感じです。

最初は覚えられるかな~と不安だったのですが、先日テストを受けてみて、スライドで他の生徒が説明した単語は思ってる以上に記憶に残っていたとわかって単語力がついているなあと実感しました。実際に先生との会話などで学んだ単語が出てきて、これからもっともっと日常生活で使えるようになったらいいなあと思っています。

単語のレベルとしては、高校で習ったようなものもあれば、英検一級は超えているだろうなとも思われる単語まであっていろいろです。その難しさのアンバランスなところもいいなと思います。単語はジャンル別にわかれているので、一気に特定のジャンルについて学べます。

例えば、最近学んだお気に入りの単語はplagiarismとかtertiaryです。KITに来て初めて聞いた単語でした。

先生はgrammarと同じ先生です。

個人的にこの授業で直面している問題が、単語の意味を英語のみ理解するか、日本語訳も覚えるかです。一度、自作の単語帳で、英語の意味の横に日本語訳を書いてみたのですが、日本語を覚えると英語での意味がわからなくなるんです。他の生徒はわかりませんが、私は結構困っていて、英語で単語の意味を理解していても日本語の意味は?と聞かれるととっさに出てこないので結構不安です。最近日本語力も向上させたいと考えて入るものの、現状としては低下しているのかなあという印象です。やはり前の「最近の悩み」でも触れましたが、日本語も英語もネイティブでありたいので日本語ももう少し頑張ろうと思います。

 

 

3.Speech&Oral

これも英語の授業です。

スピーキングやリスニングに特化していて結構ハードな授業です。

というのも、内容はそんな難しくないのですが、先生がすごく鬼で(授業以外のときはとても優しいのですが、、)プレゼンテーションの課題などが出たときは、次の日にはできてないといけません笑

しんどいなあ、、と思いつつもなんやかんやみんなスライドを放課後に作り終わらせています。

ハードではありますが、やはり英語はしゃべらないと伸びないのでやりがいのある授業だと思います。

先日はスカイプでIELTsの模擬試験みたいなのをやりました。

様々なアクティビティができるので楽しいです。

 

 

4.IT Literacy

やはりKITはITの大学なのでこの授業はとても大切です。

インド人の先生が担当してくれています。(次から先生が変わるそうですが)

今は本当に基礎の基礎をやっています。(インターネットとはなんなのか、とかパソコンの変遷など)

インターネットとはなにかって聞かれると身近なのに答えられなくていい勉強になりました。

やはりネット社会に生きている以上、ITについて最低限知らなければやっていけないのでこの授業はとても大事だなと感じています。

 

 

5.Basic Mathematics

数学の授業です。今は線形代数をやっています。

数学自体は難しくないのですが、英語で数学の専門用語を言われると全然わからなくなります。

この授業もインド人の先生が授業をしてくれるのですが、インド出身だからか、問題の数字がとてもでかかったり、めんどくさかったりして計算機がないと量が多すぎてできません、、笑

インドがIT強いのはやはり幼少期からすごい計算などをたくさん積み重ねてきたからだろうなあと思いました。

私は数弱ではありますが、数学はとても楽しいです。

 

7.Business Literacy

ビジネスの授業です。

ITができても企業などに入社する場合は、上司との話し方(エレベータートーク)だったり、ストラテジーについて知らなければやっていけません。

週に一度しかないのですが内容が濃くて得るものが多い授業です。

先生はKITのディレクターの方です。

最初はマインドセットについての授業がありました。

また、最近はクラスがいくつかに分かれて、小さなプロジェクトを一ヶ月を目安に行う、ということをやっています。

私はホスピタリティ学科の子たちとフードトラックの運行を実現するプロジェクトに携わっています。結構しんどいこともありましたが、やりがいのあるプロジェクトで、6月末にトラックの運行を予定しています。他のグループは、ハエを様々な手法で駆除したり、KITの環境改善を図ったりしています。

プロジェクトが終わったらなにするかわからないのですがすごく楽しみにしています。

 

6.Hospitality Management

これはホスピタリティ学科だけの授業になります。

ITはたいてい2時位に授業が終わるのですが、ホスピタは4時過ぎまでホスピタリティ経営の授業があります。

私の一番好きな教科はこれです。(ただ、1日の一番最後にあるのでめちゃ疲れた状態で受けているのでそれが残念です)

内容は本当にさまざまです。

最初はツーリズムやホテルでのオペレーションなどを学びました。

先生はフィリピン人の経験豊富な先生で、勉強は覚えることじゃない、と常に言って結構実践的な授業をします。授業中に意見を求めることもしばしばあります。

インターン(またこれについても書きます)も始まったので5月や6月はvkiriromリゾートについていろいろ知ったり、お客様の対応の仕方だったり、受付の手順などを学びました。

 

 

ざっと授業はこんな感じです。

これからホスピタは7月から経営学の授業も入ったりするので楽しみです。

 

カンボジアは雨季に突入して毎日雨が降って虫も大量発生しています。

まだまだ雨季の本番はこれからみたいなので覚悟しておきます。

 

先日は起業家の方々や、元アナウンサーの鈴木美穂さんなどがいらっしゃってパネルディスカッションをしてくださいました。終わった後は直接お話もできて貴重な経験となりました。最近結構日本の企業の方や、起業家など、いろいろな人が来てセッションが行われたりするのでとても楽しいです。明日くらいには日本の記者の方が来るみたいで、KITについて特集を書かれるそうなので、KITの知名度もこれから上がっていくのかなあと思うと嬉しいです。

 

毎日刺激を受けながらこれからも頑張ります。