カンボジアの日本人大学生の非日常な日常

19歳。岡山県出身。東京で一浪した後、カンボジアのキリロム工科大学国際ホスピタリティ経営学科に入学。英語でITやマネジメントを学んでいます。

駿台での浪人生活について(生活編)

いつも読んでくださり、ありがとうございます。

今後の投稿ですが、カンボジアに住んでみて日本について思ったことや、英語について、旅行やインターンについて主に書こうと思っています。ただ私がいろんなことに興味を持つタイプで、気分によっていろいろ書こうと思っているので、カンボジアやKITとはまったく関係ないことも書くのでそこはご了承ください。

 

今回はカンボジアの話ではありませんが、私の浪人時代について書こうと思います。

 

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夜、水道橋から御茶ノ水に行く途中

中学、高校共にいろんなことがあり思い出もたくさんあるのですが、浪人時代がたった一年にもかかわらずとても濃く、みんながみんな通る道ではないので浪人生活の経験も少し伝えられたらなあと思い、書くことにしました。

 

 

私が(河合塾ではなく)駿台に行くきっかけとなったのは、御茶ノ水3号館にいらっしゃる世界史の先生との出会いでした。現役のときに岡山で駿台の出前授業があり、もともと好きだった世界史がもっと好きになりました。その先生が3号館にいらっしゃることを知り、駿台への入塾を即決しました。

 

3号館は理系と文系にクラスが分かれ、それぞれ更に演習コース(授業より東大型の演習に力を入れるコース)と普通のコース(演習よりも講義が主なコース)に分かれています。私は東大文系コースのLAという90人?くらいのクラスに所属していました。

やはり男子が多いです、特に理系のコースはほんとに男子ばっかりなので3号館は男子だらけでした。出身校も様々ですが、特に演習コースはいわゆる御三家(開成とか)の人がたくさんいて、地方出身者からしたら雲の上の存在の人と友だちになれたりします。

浪人ってマイナスのイメージが強く、ずっと誰とも話さずに勉強してる、とか、友達はできない、とかのイメージが少なからずあると思いますがそんなことはまったくないし、むしろ私にとってはしんどいときもあったものの、すごく楽しい一年になりました。

 

駿台ではほんとうに様々な出会いがありましたが、浪人後も頻繁に連絡をとっているメンバーと寮の友達との出会いがかけがいのないものとなりました。彼らの話を始めるとほんとに長くなりそうなのでまた友達については別記事で書こうと思います。

 

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御茶ノ水3号館。今年リニューアルしたばかりです。

 

講師の方々との出会いもとても印象的でした。機会があれば夏期講習とか冬期講習とかとってみるといいと思いますが、受験生でなくてものめり込んでしまう話ばかりで、受験だけにとどまらない教養が身についたと思います。講師の方々は本当に個性が強く、授業も印象に残りやすかったです。板書も一生とっておきたいものばかりで、カンボジアに行く際も英語の板書ノートとプリントは持っていきました。(地理と世界史も持って行きたかったのですが、バッグに入り切らなくて断念。。また実家帰ったときに持って帰ろうかな、、、)

また、駿台にはティーチングアドバイザーという制度があって、普段教えていただいている先生などに添削をお願いしたり、質問をすることができます。私は前述した先生に毎週添削をしていただきました。

 

一日のサイクルとしては朝から授業に出て、自習して、ご飯とシャワーを済ませてまた自習して遅くても12時前には寝る、という生活を送っていました。

(KITの授業は浪人時代よりもはやい7:30から始まるので今も規則正しい生活をキープできています笑)

個人的に浪人生に限らず、おすすめなのがお昼ご飯をほとんど食べないということです(個人差あります)。駿台は夏を挟んで前記と後期にわかれているのですが、前期は午後になると眠くなって睡魔とずっと戦わなければならず、悩んでいました。いつまでたっても改善されなかったので、後期はお昼ご飯をパンからグラノラバーや野菜ジュースだけに変えました。すると眠気は改善されたし、食べ過ぎも防げたのであまり太ることなく一年を過ごすことができました。(ただ、ずっと勉強していたので二重あご予備軍にはなりました笑)仲の良い友達もお昼をあまり食べない子だったので、後期からはお昼ご飯の時間も自習室に行って勉強したりしました。

 

カンボジアにきてお昼ご飯をまた食べるようになったのですが、やはり午後の授業が眠くなりがちなのでお昼をあんまり食べないようにしようかなあとも最近考えています。

 

 

私はセンター後以外はほとんど駿台の自習室を利用せず、寮の自習室をずっと使っていました。人それぞれ合う合わないがあるのでいろいろ試すことをおすすめします。

 

浪人って勉強!遊びは我慢!って考えにどうしてもなりがちですが、息抜きはとても大切だし一年間やり通すには必要です。私は音楽聴きながら散歩したり、たまに模試の後友達とご飯いったり、一人で服を買いに行ったりしました。個人的に美容院に行くのは良い息抜きになりました。浪人生じゃない誰かとコミュニケーションがとれるし、イメチェンした後って気分が高揚するので、勉強やる気でない、、、ってなったときはイメチェンも手だと思います。

あと友達と話す!これが一番です。支えとなってくれて何でも話せる人がいると本当に気が楽になります。駿台の友達もそうですが、現役で大学に行った高校の友だちも、大学生活の話などが聞けて楽しかったです。

 

 

浪人して失敗してしまった私にとって浪人の一年間はなんだったのか。100%納得のいく答えが出るのはまだまだ先だと思いますが、決して無駄な時間ではありませんでしたし、私の人生において必要なものだったと思います。

おそらく、高校卒業してそのまま大学に行っていたら教養がなくて、狭い考えしか持っていないような人間になっていただろうと思います。例えば漢文や古文なら先人の考え方を学び、英語なら興味深い論文を読んで知識を増やしながら語学力を向上させ、同時に異なる角度で物事を考える力が身につきました。世界史なら歴史に学んで今後に活かすことができます。どの科目も勉強は大変だけれど、今後絶対に自分の財産になると思います。高校時代、詰め込み型の勉強ばっかりしていた私にとって、浪人で得たものはとても大きかったです。

また、知性を備えているだけでなく、人間的におもしろい人たちに出会って、たくさん刺激を受けて自分自身本当に成長したなと感じます。

 

 

長々と書きましたが、浪人という選択をして、ほんとうによかったと思っています。また、お金は人に投資するなら出すよと言って浪人を許してくれた両親にはほんとうに感謝しています。

 そして今、浪人を経てキリロム工科大学に通っているわけですが、浪人時代に養ったメンタルの強さだったり、集中力が活かされているなあと日々感じます。

 6月のテストが終わったら授業のことを書こうと思いますが、課題も多いし結構きついこともあります。でもなんやかんや乗り越えているのは浪人で忍耐力がついたからかなあと個人的には思います。

 

 

本当は明後日授業があるはずだったのですが、カンボジア政府のテストなどの関係で木曜まで授業がなくなったので課題をこなしつつブログを更新しようと思います。